Linuxのクロック

ハードウェアクロックとシステムクロック


Linuxには「ハードウェアクロック」と「システムクロックの」2つが存在します。

「システムクロック」がOSで使われている通常の時計であり、PCを立ち上がっているときのみ有効です。メモリ上で管理するためPCをシャットダウンすると消えてしまいます。

上記のシステムクロックの仕組みですと、PCを起動するたびに毎回時刻を設定しなければいけません。
初期のPCは毎回時刻を設定していました。

ただ現在では、電源が落ちていても内部バッテリーで動くハードウェアクロックが存在します。

PCを立ち上げると、ハードウェアクロックを1度だけ参照してシステムクロックが設定される仕組みになっています。

コマンドでの時刻合わせ


ハードウェアクロックは内部バッテリーで動いているためバッテリーがなくなれば止まってしまい、また時刻のズレも発生してしまいます。
時刻合わせにはNTPの設定など色々と方法はありますが、以前手動で設定する必要があったためその方法をメモしておきます。

手動での設定時の注意ですが、
システムクロックはハードウェアクロックを参照して設定されるため、システムクロックだけ直しても再起動すると無効になってしまいます。
そのため、ハードウェアクロックの書き換えが必要になります。

最初に、システムクロックを変更
# date --set="2014/1/26 19:32"

次に、システムクロックをハードウェアクロックに書き込み
# clock -w

これで、PCを再起動しても変更後の時刻が有効になります。

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